職業用ミシンで縫う革のがま口3
2013年 12月 30日
さて作り方です。
と言って普通の袋物と作り方がそう変わるわけじゃありませんが・・・・。
表と裏、同寸で作ります。
裏地はレーヨンシャンタン(鞄裏地専用生地)です。
中表にあわせます。
表の革に裏地をかぶせます。(中表で)
リベットがあたる部分を縫い合わせます。
縫い代5ミリで縫います。すごく短い距離ですが、返し縫いはしてくださいね。弾力性のある革ですから、縫うときにつぶすように抑えても、しわとか出来ません。
縫い終わったところ。両側を縫いますね~
ひっくり返すと表に対して裏地が大きい・・・このまま無理に入れ口で合わせて作ると裏地がだぶつきますので・・・
革のほうに接着剤(仮止めですので、木工ボンドでもOK)をつけて、裏地と革の具合を見ながら、革に裏地を貼り付けます。(自然に裏地がはみ出るように)
はみ出た分ははさみで丁寧にカット、これで裏と表が合います。
次に、ミシンでぐるっと縫います。これも仮止めですが、リベットにあたる部分は、革が厚くなります。
厚いところから薄いところへ来るときは絶対目とびしますので、目打ちの先で、針落ちを押さえて縫います。
vに切れ目が入っている部分は縫えないので、区切って縫います。仮止めですから、返し縫は不要。
次にいよいよ口金を入れます。
先に紙紐をカットしておきますが、横部分と縦部分に分けてカット。
接着剤は速乾アクリアの先の細いノズルがついているのが便利です。
金具の内側に満遍なく塗りますが・・・片側だけね・・・
金具の中心に、しるしをつけます。セロテープを貼ってマジックで印。マスキングテープでもよいです。
角型は長い横から入れても、短い縦から入れても、どっちでもやりやすいほうから・・・でOK。
短くて小さいドライバーと目打ちで革と裏地を溝に入れ込んで、親指の爪で紙紐を押し込みますが・・・
金具の溝の端のところに紙紐が見えるか見えないかくらいの位置に。
紙紐を押し込みすぎないように。
片方が終わったら、もう片側に糊を入れて、もう一方を。
両方が終わったところです。
ガバッと開きます。
出来上がり。
注意点
①テフロン押さえを使う。
②縫い始めは端から2目くらいのところに針を刺して、2目返し縫いをして、それから縫って、最後はまた2目返し縫い。端から縫わない理由は、縫いずれを防ぐため。
③分厚いところから薄いところに縫い進むときは、針が落ちるところを目打ちで押さえます。(目とびを防げます)
今回は両面接着テープを使っていません。
接着テープは目とびしやすくなるので・・・・裁断線から5ミリのところを縫うように定規を当てると楽に縫えると思います。
口金入れる部分は動画でもないとやっぱり説明が難しいですね~。
本もいろいろ出ていると思うし、
本職の革作家さんの動画もあるのでご参考までに。
私のつたない経験から言うと、多少失敗しながらでも作ればうまくなりますよ~。
型紙ヤギ革と口金、紙紐、裏地をセットにして販売予定しています。
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