IBIZA工場見学
2012年 02月 10日
IBIZAの鞄を愛する人の工場見学を受け入れているとのことで、工場の皆さんも見学されることにとてもなれていらっしゃるようでした。
ハイテクな自動裁断機も使うのですが、やっぱり基本は人の手による縫製です。
これはハイテク裁断機。
裁断で残った革は・・・・
IBIZAの鞄はパッチワークのように革を接いだものとか編んだものが結構あるのですけど。
端材になった革をこのように接いで残さず使うということです。
雰囲気だけ決めて細かい配色は作る人に任せる。
だから同じものが出来ないということもあるそうです。
いろんな接ぎ方、編み方がありますが、編むのは意外に難しく力が要るようです。
手染めの革。
ベースは染めてあったりするのですが、そこに手染めでいろんな色を合わせていく。
なれない人がやると色のバランスが取れないそうです。
casablancaさんの記事とかぶってしまいますが。
本当に楽しい工場見学でした。
バッグのお直しの方にいろいろ話を聞きました。
直しは本当に大変・・・・思いがあって直しに出しているわけで。
そういう意味ではオンリーワン。
失敗は許されない緊張感のある仕事で・・・・私も作るのでわかりますが。本当に直すのは新品をつくるよりもずっと大変です。
ミシン目、最初に縫ったミシン目の穴と同じところに針を落として直すのだそうで・・・・
IBIZAの鞄の精神、栃木レザーのこだわり。
本当に勉強になりました。
皮(皮膚のことを言うのだそうです)から革へ。
これもすごいことで。
生き物の体を使っているのだから少しも無駄にしないように・・・・私も心がけて鞄作りたいと思います。
鞄の革だけじゃなく、人間はいろんな生物の命をいただいて生きている。そのことを忘れちゃいけないな・・・とあらためて思った工場見学でした。
人気blogランキング
いつもありがとうございます。